昨年の夏、そう、ちょうど一年ほど前の話となりますが、長らく所有していた車を手放さなくてはならない状況となりました。
車を処分してしまうと、これまで当たり前にフラッと遠出して撮影、なんてことも困難になるので、いずれ行こうで先送りにしていた場所には行っておこうと、そんな計画を立てることにしました。
そこで白羽の矢が立ったのが、そう、千葉県木更津の江川海岸。
前々から行こう行こうと思いながら、なかなか訪れることができなかった場所。
江川海岸は日本のウユニ塩湖と称して各旅行メディアやキュレーションサイトなどで紹介され瞬く間に拡散し、2015年頃から観光客やカメラマンが激増した場所です。
大型観光バスなども立ち寄るようになったとか。すごいよね、SNSパワー。
今回は、そんな江川海岸の夕暮れを撮影しに行ってきましたよってお話。
エントリーまでは随分と時間がかかりましたけどね、笑。
【追記】残念ながら江川海岸の電柱は2019年9月27日に撤去されてしまったようです。
江川海岸へのアクセス
江川海岸は、アクアライン木更津金田ICを降りて約10分とアクセスも楽です。
ただ、高速を降りて現地までの道は割と細い箇所もあるので、運転には注意も必要ですよ。
ワタシは自宅の目黒からでしたが、高速道路を使うと1時間かからないくらいの案内となりました。
いやぁ、驚くほど近いですね。
ちなみに下道でグルっと東京湾を回るルートだと2時間40分前後の案内。。。
アクアライン、マジ偉大ッス。
初めて訪れる江川海岸
ということで、早速初めてとなる江川海岸です。
全くの初めてなので駐車場などは戸惑うこともありましたが、なんとか無事に到着。
駐車場から海までは少し距離がありそうですが、まぁ機材を抱えていざ。
思っていた感じとはかなり違い、何となく殺伐としてます。
「危険/立入禁止」などの立て看板も存在感ありすぎですよね。
また、この日は風も強く、海面もかなり波が立ってます。
穏やかな海が見たかった、笑。
でも想像していた通り、なんか不思議で素敵な景色です。
空気も気持ちいい。
江川海岸の現状
以前は金田海岸、久津間海岸、江川海岸の三か所で見ることができた海へと続く電柱。
現在、金田海岸の電柱は撤去されてしまったらしく、久津間海岸、江川海岸の二か所のみになってしまったようです。
そもそもこの電柱、なんで海の中に立ってると思います?
この辺一体は「干潟」となっており、アサリなどの潮干狩りで有名な場所です。
残念なことにそれらを狙った密漁者も多く、その密漁防止のための監視小屋が海上に建てられました。
その監視小屋まで送電するために、これらの電柱が立てられたそうです。
ですが、今では密漁防止の監視には防犯カメラが使われていて、監視小屋はその役目を終えています。
そのため電中は撤去されることが検討されているようです。
この地がブームになった2015年頃は、砂浜まで降りて撮影することができたようですが、2016年の5月頃からは電柱前のスロープより先に立ち入ることができなくなりました。
理由としては、他人とは違った写真を撮りたいと電柱などに登る人が居たことや、電柱に沿って水深の深い水路があり事故につながる可能性があること、そしてゴミ問題なんだそうです。
こういった見て撮って素敵な場所でゴミをそのまま捨てて帰る人の気がしれません。
人が集まる場所にゴミが多く散乱するのは悲しいことです。
海へと続く電柱、不思議な光景
初めて目の当たりにする海に立つ電柱。
その景色は本当に不思議な感じがします。
到着した時間帯は、夕暮れ時より前でした。
この日は風も強く、その上ガスも出ていて見晴らしも良いとは言えない状況。
撮影日和でなことだけは確かですね、笑。
少し時間が経つと、どんどん潮が満ちてきました。
夕焼け時、クライマックス
待ちに待った夕暮れ時です。
どうせ海面は波立っているので、ガリっと仕上げてみました。
ほんと、次回は空気の綺麗な冬の時期、風の弱い穏やかな波の日に来てみたいな。
対岸の工場群に明かりが灯ると、更に不思議な感じが増してきます。
雰囲気変わりますよね。好きな感じです。
風が強すぎて、長時間露光になるとブレちゃいます。
ストラップとか外して撮影しないとダメですね。
最後に
海へと続く電柱、その姿に興奮しました。
ようやく見れたなと。
次は潮や風の状況も考慮して、穏やかな素敵な海を撮ってみたいと思います。
最後になりますが、この江川海岸、電柱以外の景色も素敵でした。
海とかタンカーとか、こういったモチーフも大好きです。
夕焼けとタンカーと飛行機。
ガスがなければ富士山も見えるらしいので、次回は是非。
月も色気を出してくれて、久々にいい時間を過ごした気がします。
最後は脱線気味になりましたが、素敵でした、江川海岸。
撮影だけでなく、久々に潮干狩りにもきたいなと、そんなことを思いつつ。
なるべく早く機会をつくり再訪したいですね。
皆様も是非。