のどかな海路「三津の渡し」、いまだに残る地元民の足

のどかな海路「三津の渡し」、いまだに残る地元民の足
2018年8月17日

地元愛媛ネタが続いて恐縮です、笑。

ワタシも幼い頃から慣れ親しんだ地元愛媛の渡し舟、三津の渡し。
うちの実家の立地だと、この渡し舟を使うメリットはあまりなかったのですが、それでも何かのタイミングで友達とよく乗ってました。乗ること自体が楽しかったですからね。

そんな三津の渡し、今でもまだあるのかと訪れてみたら、残っているどころか四国八十八景プロジェクトにも選出されるという出世っぷり。先日エントリーした愛媛の秘境とよばれる滑川渓谷と肩を並べてますからね、これはすごい、笑。

ということで、今回はそんな地元住民の足、三津の渡しです。短めです、笑。

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地元住民の足、三津の渡し

三津浜港から少し入ったところに、渡し舟「三津の渡し」はあります。

正式名称は松山市道高浜2号線という公道らしいです。知らなかった。

この三津浜港に流れ出る宮前川を堺とし、左手海側を三津(浜)、右手市内側を古三津といい、地元の祭りではこの2地区がお互いのかち合わせる喧嘩神輿が行われます。祭りの最大イベントですね、昔は興奮しながら見てました。ちなみに、ワタシの実家は古三津になります。

さてさて、少し脱線しましたが、三津側に澄んでいる人たちにとっては、この三津の渡しを使うメリットが多く、今でも通勤や通学などの足として利用している人もいるとか。

そして、この界隈は松山を舞台とした映画「がんばっていきまっしょい」のロケ地になったようで、主人公が通学中にこの三津の渡しを利用する場面が登場するそうです。ワタシ、見てないですが、笑。

驚くほどの短い、その海路

実際、対岸まで手が届きそうなほど近い距離。約80mだそうです。

何となく整備されているような気がする、笑。
ここに来るのはどのくらいぶりだろうか。30年以上ぶりの気がします。

渡し舟は対岸にいても「あいつ乗りそうだな」と分かると、すぐ来てくれます。

乗る前から、のどかさ満点です。

住民とのふれあい

ワタシ一人のために往復してもらうのは悪いなぁと思っていたら、ワタシ以外にも乗るであろう人が数名集まりました。お、案外人気なんだな。

アンケートに協力してもらっていいですか?

と、この日、自由研究のため乗り込んでいた地元の小学生が声を掛けてきました。
地元の通勤・通学、県外からの観光など、どういった用途でこの三津の渡しを使っているのかというのを調べているようでした。聞けば案外利用者がいるらしく、少し驚きましたね。結果のレポートを見たくなりましたよ、笑。
それにしてもこの小学生、この暑いのに渡し舟の運行時間、朝の7時から夜19時まで乗り続けるらしいです。頑張るね。

で、おっさんは東京から来たんだぞ、と地元の匂いを消しながら言ってやりました、笑。

この時、一緒に乗船した家族がいたんですが、その方々も観光のようでした。観光できてもこんなローカルな場所までくるんですね、驚きです。

一人でも乗れば船は動きます。
ちなみに、自転車であれば積み込んで一緒に渡してくれますよ。

最後に

いかがでしたでしょうか、三津の渡し。
書き忘れてましたが、利用は無料です。

徒歩で訪れるのであれば、伊予鉄道の港山駅を利用するのが良いと思います。

船で渡ると、周辺を取り囲むレトロな街並みを見て回ることができますので、そちらも楽しめるのではないかと思います。今回、ワタシはそのまま迎えの車ですぐ移動しちゃいましたけど、笑。

ショートショートなひとときですが、ちょっと違った観光で訪れてみてはいかがですか?
いいですよ、三津の渡し。

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