気がつけば、2023年大晦日。
何事もなかったかのように始まり、そして終わるだろう。
新たに2024年が、もうそこまできてる。
いろいろと振り返りなんて時間的な余裕はないけど、とりあえず書き出してみた。
カメラには少し触れ合えた、そんな2023年
昨年になる2022年は、驚くほどカメラを触らない、写真を撮らない一年だっただけに、今年2023年は、少しアクティブにという予定、というより目標でした。
そういう意味では自分なりに写真には向き合えたのかなとは思います。
あまり撮らないようなものも撮りましたし、そこそこシャッターも切りましたしね。
自分に足りない何かをずっと探してますし、まだ何も答えを見つけることができてもいません。
この先もずっとこんな事が続くんだろうなとか、そう思います。
そういう意味では技術的な何かをきちんと学ばないと、この先はないのかな、とは思わされました。
トライアンドエラー、なんてよく言いますが、今の自分の環境って、ハッキリとエラーを自分で認識できないでいる世界観なんだと思っています、特にこのカメラや写真に関しては。
その辺りは2024年の課題でしょうね。
カメラを持って北海道
2022年末くらいから、地域コミュニティ、といえば聞こえは良いですが、いわゆる地元の「飲み仲間」ってのが増え、その関係で2023年2月に北海道へ行くことが出来ました。
一応、半分仕事の体ではありましたが、美味しいものを食べることと、写真を撮ることは忘れずに。
バスのトラブルなんかもありましたけど、いい思い出になりました。
あと、雪をなめすぎてましたよ、次からはきちんとした防雪対策が必要だなって思いました。
でもまぁ、自身人生3度目となる北海道だっただけに、非常に楽しかったです。
同行者のお陰様で、これがお通しですよ、んー得した。
この段階で元が取れてる、そんな旅でした。
でも、実はこの頃から何かしら違和感を感じていたんですよね、写真に対して。
叔父の住む三重へ
父方の叔父が三重にいるんですが、ちょうど父の葬式の際にちょっと寄るね、なんて言いながら、コロナの影響で2年ほど実現できてきていませんでした。
実は北海道の時もそうだったんですが、もうね、自分が何を撮りたいのかが全く分からなくなってたんです。
この、叔父を訪ねた時期は、自分でも相当低飛行というか、もうね、明日どうなるか分からないような状況というのもあって、何に対してもモチベーションを持てず、ある種自暴自棄だったのかもしれません。
そんな気持ちで覗いていたファインダーには、何も写ってなかったのかもしれませんね。
もう自分で何かを表現する、とかそんなレベルではなかったです。
また、なんで写真撮ってんだっけな、なんて、そんな思いで撮った写真には何も写ってませんでした。
重い腰を上げた9月
5月になって歳を重ね、知人のメニュー作りを介してものづくりが何たるかを思い出したり、それこそ古い知人にも再開し、よし、改めて頑張ってみるかとか、ホントそんな風に思ったものの、なんだろうな、今度は別角度でのプレッシャーが伸し掛かり、思うように動くことができなくなりました。
こんな事情も相まって、また5ヶ月ほどカメラに触れない時期が過ぎ、事態はますます悪化。
もういろんなことで追い詰められたそんな中、自分の力ではなく、奇跡的な事がワタシを助けてくれ、そして前に進むことができました。
それを機に、年始、それこそ元旦に決めた目標だった、山手線を撮るという series YAMANOTESEN を9月から、そう、ようやく目黒からをスタートでき、なんとか年内に恵比寿まで撮り切ることができました。
ただただ30駅を撮るだけ、たったそれだけの事だったんですけど、それでも達成出来たことに満足してます。
それに、やはりもう東京という街には、何かしら何処かにいつかの自分が居る、そんな風に思いました。
もちろん初めて訪れたような所もありましたが、十数年前、それこそ二十数年前に自分が確かにそこに居たんだなって、そんなことを感じながら歩く街並みは、何となくワタシにいろいろな事を教えてくれてたような気がします。
そして年末になって
知人のポスターを作る機会がありました。
完全パロディなので、ポスターそのものも載っけられないし、あれなんだけど。
撮影もポスター制作も担当し、久々になんかな、モノを作るって中での息継ぎが出来たような気がします。
並行して幾つか仕事が走っていて、当然そちらはパロディとかではないので、こう、アウトプットする作業に非常に苦悩したというか、やはりもう若くないんだなって改めて思いました。
天才的な人たちと違って、ワタシの場合のアウトプットは魂を削る作業で、大量のインプットによって支えられながら、それらをやってるんだなって事を再認識しました。
若い頃はそれが楽しかったのかもしれませんが、さすがにこの歳になって、常にそんな状況に身を置いてると、それこそ危険なのかもしれませんね。
そういう意味で、このポスター制作というのは、蹴り込むゴールが見えていて、後はそのクオリティをどう担保するかだけだったんで、相当楽しかったです。
この写真はその撮影中に撮ったスナップ。
いや、こういう時のモノを作るってのは、やっぱ楽しいんだよな。
仕事もこういう形で臨まないと、というか、蹴り込むゴールがいつも明確に見えるように、自分自身を鍛えておかないといけないんだろうな。
でもさ、やっぱこういうのって好みがあるから、合わないクライアントに当たるとね、もう、魂が削り取られちゃうんだよ、ホント。
自分が好きなものを作って売るって商売じゃないからさ、ワタシの場合は特にね。
最後に
シリーズ外れではあるけど、恐らくこの写真が今年の自分の中で一番好きなヤツ。
三脚立てて撮ったわけじゃないから、何となくもっさりした感じにはなってるけど、それでもね、自分の中の自分的な、そんな感じのする一枚。
さてと、若干長くなりましたが、本年も大変にお世話になりました。
皆様におかれましても、良い年になりますように。
2024年も、宜しくお願い申し上げます。